自動車タイヤと自転車タイヤ。違いの秘密はチューブにあります
一般にタイヤというと真っ先に思い着くのが、自動車のタイヤであったり自転車のタイヤですが、これら二つのタイヤは見た目は似ていても、構造は結構違っています。そうした違いについてみてみることにしましょう。
自動車タイヤと自転車タイヤの間の最大の違いは、チューブの有無にあるといっていいのではないでしょうか。自動車タイヤには、自転車タイヤにあるチューブがないのです。正確にはなくなりつつあるというべきでしょうか。現行のほとんどの自動車のタイヤはチューブレスタイヤですね。
チューブレスタイヤのメリットといえば、大きくわけて二つあるようです。一つはチューブとタイヤが一体となっているため、構造的に頑丈であること、もう一つは高い放熱効果ですね。一つ目の点については、分厚いタイヤ外皮と金属のホイールが、そのままチューブの一部となっているために、衝撃に強く例えクギを踏み込んだとしても、そのクギを抜かない限り急激な空気漏れが起こらないという点です。道路上に異物が落ちている可能性は低くなく、その異物をうっかり踏んでしまうこともままありますから、多少鈍感ともいえるチューブレスタイヤの方が、いざというとき危険を回避しやすいということなのでしょう。
もう一つの点については、タイヤの内側が金属のホイールであるため熱伝導率が高く、チューブ内部にこもった熱が外気に冷やされて下がりやすいと言う点です。タイヤ内の空気が高熱になると、最悪バーストに繋がる事故の原因にもなりますので、この点でもチューブレスタイヤは優れているといえます。
もっともデメリットが全くないわけでもありません。ホイールとタイヤとの間で高い機密性を保てなければ空気がすぐに漏れてしまうため、取りつけ時には慎重さが問われます。またホイールの歪みやへこみが原因で空気漏れを起こすこともあり、衝撃には注意しなければなりません。タイヤはある程度硬さがあるため、多少空気が抜けていても一定の形を保っています。そのため見た目では空気の充填度合いが判断できないところですね。
とわいえ交通の流れの中で、パンクでいきなり走行不能になれば、大惨事を招いてしまいます。その危険を回避できるというのが、自動車がチューブレスタイヤを採用する理由ではないでしょうか。


