タイヤ交換の前に。自動車タイヤのホイールナットと締め付けトルク
自動車のタイヤを自分で交換しようという場合、先にいくつか知っておくべきことがあります。最適なタイヤ選びに関しては既にクリアしているとして、その後実際に換装する段階になっても、まだ難関が残っているのです。それはタイヤ取りつけの際の、ホイールナットとその締め付けトルクについてです。
ホイールナットとは、呼んで字のごとくホイールを止め付けるためのナットですが、これが外れるとタイヤも外れてしまいますので、しっかりと取りつける必要がありますね。ただこの「しっかり」という表現は、感覚的な力任せを意味しているのではなく、車種ごとタイヤごとそしてホイールナットごとに具体的に定められた「規定値の通りに」という意味なのです。
熟練の職人さんなどは何気なく力任せにやっているように見えても、同じことを素人がしようと思ってはいけません。ああいうのは何千何万という繰り返しの末身体が覚える境地だと、割り切っておきましょう。一般的な乗用車の場合、ホイールナットの締め付けトルクは95~110N.M(ニュートンメートル)の範囲になっているため、無数に作業を繰り返している方は、その加減を身体でおぼえていることはあるかもしれませんね。
ともあれ素人に正確な値での締め付けはまず無理ですので、締め付けにあたっては、道具の力を借りるべきでしょう。締め付け値を正確に設定できるトルクレンチという工具がありますので、まずはこれを用意してください。そのうえで車種ごとホイールナットごとに定められた締め付けトルクを確認し、その値で締め付けると良いでしょう。
また、取りつけが完成したら、近場を少し流して走ってくると良いでしょう。その上で締め付け具合を再点検してみて、問題ないようならようやく作業完了とあいなります。


