自動車タイヤ

知ってるかどうかではっきり差がつく、自動車タイヤの構造について

マニアとまでは呼ばれたくないけど、やはり自分の使う道具については十分な知識を持っておきたい。そのように考える方にとって、専門知識と用語のカタマリである自動車はなかなか手強い相手かもしれません。今回はそうした自動車に関する知識のうち、タイヤについて、その構造を大まかに把握することにいたしましょう。

まず自動車タイヤの特徴として、自転車のそれとは違い、ほとんどがチューブレスになっている、ということを知っておく必要があるでしょう。自動車でチューブタイヤを採用しているのは、一部のホイールにスポークがあってチューブがどうしても必要になるデザインのものや、クラッシックカーなどに限られます。タイヤとホイールがじかに密着し、その空気を保持しているために、言い方を変えれば、目に見えているタイヤそのものがチューブであるとも言えますね。

次にタイヤには溝がありますが、この溝の方向によって、ラジアルやバイアスと言った呼称があります。ラジアルとは溝が進行方向に対して垂直に付いているものを指し、バイアスとは斜めに付いているものを呼びます。もっともこれも現在ではシェアが偏っており、一般的な自動車ではほぼ全てラジアルを採用しています。バイアスは農作業用車両等、一部限定的に使われているのみですね。

もう一つ知っておきたいのが、偏平率という概念です。扁平率とそっくりではありますが、偏平率は自動車タイヤ専門の用語で、タイヤの幅と路面からホイールまでのサイドウォールと呼ばれる部分との比率を表す概念なのです。偏平率の高いタイヤはそれだけ路面に接地する面積が増え、また接地面が縦長になるため、居住性に優れます。居住性が優れるとは、言い換えれば乗り心地がよいということですね。一方偏平率の低いタイヤはタイヤの厚みが薄くなり接地面が減少し、また接地面は横長になります。コーナリング性能等が高まり操作性が増すと言えるでしょう。

他にも色々ありますが、まずはこれらについて把握しておくと良いのではないでしょうか。

きっちり押さえておきたい、自動車タイヤの交換時期について

自動車にとって路面と接する唯一の部位である、タイヤ。四つのタイヤは丁度動物の足や人間の靴のようなもので、自動車本体の走行性能や操作性、燃費等多くの要素と密接に関係しています。タイヤは基本的にゴム製で、使用するとどんどん磨耗していきますので、いずれは必ず交換しなければなりません。ではこの交換時期は、一体いつが適当なのでしょうか。

最も長いケースから確認していくならば、5年という数字があげられます。これはタイヤの素材であるゴムが、経年劣化して安全に使えなくなるまでの期間で、たとえ未使用の新品タイヤであったとしても、製造から5年たてば消費期限切れと考えて良いでしょう。タイヤの製造年月日はタイヤ本体に刻印されていますので、一度確認してみることをおすすめします。また交換の際新しいタイヤを選ぶときに、やけに安いものがあれば製造年月日をしっかり確認してみてください。期限切れに近いものは、チョイ乗りが多い方だと使い切れない可能性がありますので、ご自分の乗り具合と照らし合わせて検討するのが良いですね。

さて最大限の交換期限は5年としても、実際に5年もつことは稀かと思います。普通に道路を走るだけでどんどん磨耗していくものですからね。ではどの程度減れば交換なのか。これはタイヤそのものに兆候が出ます。タイヤには内側にスリップサインが練りこまれており、磨耗していくといずれそのサインが表面に出てくることになります。このサインが出たら、そのタイヤはそれ以上の使用は避けましょうという合図ですので、速やかに交換する必要がでてきます。

一点注意点をあげるならば、タイヤの磨耗速度は同じ自動車でも4つともバラバラだということです。コーナリングやブレーキングなど、各タイヤの回転数が違う局面も多いため、必然的に磨耗度合いも変わってしまうのです。ですのでタイヤの減り具合をチェックするときは、一本一本別個に調べるようにしておきましょう。

どう対処すればいい? 自動車タイヤの空気抜けの解決法

毎日のように自動車に乗っていると、コンディションの微妙な変化にはなかなか気づきにくいものかもしれませんが、どうも最近ハンドリングが悪くなったな、とか、ちょっと燃費が落ちているな、とか、ふと何かの折りに愛車の不調を感じることがあるかもしれません。そういったトラブルの原因の一つとして、タイヤの空気抜けの問題があるかもしれません。

自動車のタイヤには空気が封入されているのですが、この空気、一度いれても少しずつ抜けていくのです。原因は空気中の成分とタイヤの主成分たるゴムとの相性の問題などが考えられます。また空気に含まれる水分のせいで、内部の空気が膨張したり収縮したりして、空気抜けとおなじような現象を招くこともあるでしょう。

こうした空気の抜けは、どうあっても起こってしまうものですので、対策らしい対策がなかなか出てこないかもしれません。考えうる対策の一つ目としては、空気は抜けるもの、と割り切って、毎日もしくは少なくとも遠乗りする前に、かならず空気圧をチェックする習慣を付けると良いでしょう。これだけでも性能の低下を避ける程度にはなるのではないでしょうか。

二つ目の対策としては、入れるものを変えてしまうことです。通常の空気を入れるのではなく、窒素ガスを封入する手ですね。窒素ガスは常温では極めて安定した性質をもっていて、体積が変わることがほとんどありません。またタイヤのゴムを通過して自然に抜けていく事も稀なため、一度封入すれば半年はメンテナンスフリーです。難点としては、タダではないことですが、窒素がありふれた気体なこともあり、高すぎる額でもありません。4本全てに封入したとして、8000円~10000円ほどでしょうか。

どちらの対策を取るかは一長一短ですが、重要なことはタイヤの空気圧にも常に注意を払っておくことですので、空気は抜けるもの、という認識をもって、油断せずに対処したいものですね。

トラブルシューティング! 自動車のタイヤに釘が刺さってしまったら

自動車で走行中、逐一路面のコンディションを完全に把握するのは困難なことです。車や人、動物といった大きなものならば、それは勿論把握できますが、コインやゴミやといった小さなものになると、なかなか難しいものですよね。車は急に止まれるものでもないしそういった小さなものをうっかり踏んでしまうことは、ほぼ回避不能なことでしょう。できればあって欲しくはないことですが、自動車を運転中、うっかり路上のに落ちていた釘などを踏んでしまうこともあるかもしれませんね。

自動車でタイヤに釘となれば、もうパンクという一言が連想されてくると思います。パンクすればまともに運転するのも走行するのも困難になりますから、釘を踏んでしまったらもうその時点でアウト、と考えるのは自然なことでしょう。ですがもし万が一釘を踏んでしまっても、実は多少の猶予はあるものなのです。

というのも、自転車と違い、自動車のタイヤの多くはチューブレスで、タイヤの外側がそのままチューブになっているとも言えます。また自転車と違い、タイヤが激しく磨耗していくことを前提に作られていますので、ある程度の分厚さもあります。そのためうっかり踏んでしまった釘が、即座にタイヤの内側まで貫通しているとは限らないのです。

また、仮に貫通してしまったとしても、タイヤそのものがチューブでもあるわけですから、その釘が抜けてしまわない限りは大規模な空気漏れが起こらない、と楽観的な見方もできないわけではありません。放っておけば勿論どんどん抜けていくのでしょうが、修理に持ち込むくらいのゆとりはあることが多いのではないでしょうか。

そのためうっかり釘を踏んでしまった場合は、その釘を引っこ抜いたりせず、安全な場所まで走ってしまった方がよいケースが大沿うです。そのままディーラーや用品店等に持ち込むののも良い案ですね。ともあれ短気に任せて釘を抜いたりはしないようにしておきましょう。

常に最適に保ちたい! 自動車タイヤのベストな空気圧について

自動車のタイヤには空気が入っているわけですが、この空気量=空気圧が自動車の性能に非常に大きく関わっていることはご存知でしょうか。タイヤはそれぞれ最適な空気圧が決まっており、その数値から高くても低くても問題が起こってしまいます。特に低い場合は深刻で、燃費の低下や操作性の悪化、さらにはハイドロプレーン減少の原因になり、大事故に繋がることだってあるのです。

タイヤに入っている空気は走行中はもちろん、乗らずに放置してあった場合でも、少しずつ抜けていってしまうものです。主にゴムと酸素の相性からくるものですが、一度最適な数値にしても、1~2週間もすれば変わらず同じ数値を示しているとはちょっと考え難いところです。

そのためタイヤの空気圧についてはできれば毎日、少なくとも遠乗りする前くらいには、チェックしておきたいところです。チェックするにはエアゲージを使います。これはそう高いものではなく、安いものならそれこそ数百円で手に入る代物です。もっとも安かろう悪かろうでは困るので、正確性を重視して選びたいところですね。手動方式の空気入れやエアーコンプレッサーに計器として付随していることも多いので、チェックした上で空気圧を最適に保つには、そうしたアイテムも揃えておくと良いですね。

もっとも、多忙でそういったことにまで時間を取り難い、という方もおられるかと思います。そういった方はガソリンスタンドで給油する際に、係の方にチェックを依頼するというのが一つの手です。給油のついでのサービスということで、無料で空気圧チェックや空気入れをしてくれるところが多いのではないでしょうか。

もう一つの手としては、タイヤへ空気の代わりに窒素ガスを封入することです。いわゆる空気とは違い、こちらは自然に抜けたり内圧が変わったりすることが極めて少ないため、一度封入すれば半年は放っておいても大丈夫だったりします。その分多少値ははりますが、通常の空気よりも空気圧が安定し走行性能も多少アップしますので、高い買いものではないと思いますよ。

うっかりなくしていませんか? 自動車タイヤのバルブキャップ

当たり前な話ですが、自動車にはタイヤが付いています。そしてそのタイヤには空気が入っており、そのためタイヤには空気の封入口が付いています。この封入口のことをエアーバルブと呼ぶのですが、このバルブの先端に付いているキャップ、うっかりなくしていませんか?

自動車によってはホイールが出っ張った形状になっていたり、ドレスアップのためなどの理由でエアーバルブが見難くなっていたり、場合によっては普段は隠れてしまっている、といったようなことも、ままあります。そういった場合、エアーバルブのキャップがなくなってしまっていることに気づかないこともあるかもしれませんね。

一般にエアーバルブ自体の形状には3種類あり、それぞれ英式、米式、仏式と呼ばれているのですが、自動車タイヤの場合は概ね米式のバルブが採用されています。米式バルブには内側にピンがあり、それを押すことでタイヤ内の空気を抜くことができるようになっているのです。エアーバルブのキャップがなくなっているということは、そのピンがむき出しになっているということ。路面の小石を舞い上げたり、といった何かの拍子に、うっかりピンが押されてしまうこと、まったくないとは言えないですよね。

そうした危険を避ける意味でも、エアーバルブのキャップは確実に装着し、普段から確認するクセを付けておいたほうが良いでしょう。

複雑怪奇? でも大丈夫。自動車タイヤの規格について

自動車のタイヤについて、自分であれこれと手入れや交換をしてみたいと考えておられる方は、とても多いと思います。しかし例えばいざ交換、となると、タイヤの規格が数字だらけで判り難くて、ちょっと手を出し難いと感じておられる方も、やはり多いのではないでしょうか。そんな複雑怪奇なタイヤの規格について、少しだけ判りやすくなるよう解説してみましょう。

タイヤの規格にのっとった諸元は、こんな形で記載されています。たとえば「190/60 R 15 84 H」などです。一見しただけでは何が何やら、という感じがしますし、個々の数字で単位が違うことも、複雑さに拍車をかけているようですね。前から順番に具体的にみていくといたしましょう。

まず最初の190/60について。これはタイヤの幅と、偏平率を表しています。190/60ですと、幅190mm、扁平率70%ということになりますね。偏平率とはタイヤタイヤの横幅とホイールまでの高さとの割合のことで、偏平率の高いタイヤは乗り心地がよく、低いタイヤは操作性に優れるといった特徴があります。

次にアルファベットのRですが、これはラジアルタイヤであることを示しています。ラジアルとバイアスを区別するための記号ですが、現在一般的に使用されているのはラジアルタイヤがほとんどなので、Rであれば良い、と言う程度で良いかと思います。

次にくる15という数値ですが、これはホイールのリム径を示しています。単位は一転してインチなので、判りにくくなる要因でもありますね。数値が大きいほどホイールも大きくなる、程度の理解で構わないでしょう。

次の84はロードインデックスを指しています。ロードインデックスとはどれだけの重さに耐えられるかを表したもので、大きいほど大きな荷重に耐えられるということですね。最後のアルファベットはそのタイヤでの最高速度を表しています。Hですと時速210kmの速度までは性能が保証される、という意味になります。

一見暗号のような表記にも、一つ一つ意味がありますね。そうした点についても知っておくと、よりタイヤや、さらには自動車に興味がでてくるのではないでしょうか。

ドライビングテクニックの向上にも繋がる、自動車タイヤの回転数の話

とりわけスーパーなテクニックが欲しいわけではないとしても、どうせなら日々乗る自動車をちょっとでも上手く操りたい。多くの方はやはりこう考えていると思います。そこでそんな方へのヒントとなるような、ちょっとした豆知識をお話いたします。

自動車には四つのタイヤがあり、それぞれが道路に接しながら回転することで進んでいくわけですが、この回転数、実はタイヤによってまちまちなんです。全てのタイヤがおなじ数回っているわけではないんですね。たとえばコーナリングの際ですと、内輪と外輪では外輪の方が移動距離が大きい分多く回転することになります。また前輪と後輪でも、後輪の方がより多く回転することになりますね。

特に4WDや4WDSの駆動形式の自動車の場合はこの差が顕著になってきます。またABSやトラクションコントロールなど、最近の自動車に装備されている多くの機能によって、各タイヤの回転数は独立して制御されることが多いことも原因の一つとしてあげられるでしょう。

このことから何が起きるのかというと、タイヤの磨耗具合が各タイヤごとに変わってきてしまうのです。そのためタイヤの減り具合を個々にチェックしておく必要がでてきますね。回転数によってタイヤの減り具合がそれぞれ違うことを意識して、常に十全なチェックをしておくこと、これがドライビングテクニックの向上に繋がる第一歩になるのではないでしょうか。

誰もが気になるその価格、自動車タイヤのお値段は?

普段は全く気にかけていなくても、長く同じ自動車に乗っていれば、いずれは必ずタイヤを交換すべき時期がやってきますね。購入時にタイヤが新品だった場合など、タイヤの値段については特に把握していない方も多いかと思われます。自動車のタイヤは、一体どれくらいの価格なのでしょうか。

車体のサイズや排気量、また用途などによって変わってきますが、一般的な乗用車で考えた場合、概ね一本あたり10000円から20000円辺りになるのではないでしょうか。最安値だと4000円程度のものから、高額なものだと50000円になるものもありますが、どちらも車種や用途が限定されたものであることが多いですね。スポーツタイプの大型の自動車ほど、タイヤの価格は高い傾向にありますが、これは性能を追求していく以上仕方がないといったところでしょうか。

タイヤを購入する際に、価格に関して注意しておくことが二つほどあります。一つはタイヤは一つではないため、あくまで一本分の値段であることを忘れないことです。少なくとも前輪は前輪、後輪は後輪で左右同じものを使う必要がでてきますから、最低でも倍の金額がかかることを常に念頭に置いておきましょう。二つ目は価格が特に安いものについては、製造年月日をしっかり確認することです。たとえ新品のタイヤであっても、材質の関係上経年劣化が起こってしまいます。タイヤの寿命は未使用でおよそ5年程度と言われていますので、普段からかなり走るような人でないと、期限までに使いきれずにまた交換、結果余計に出費がかさむ、といったことにもなりかねません。以上のような点を念頭におきつつ、愛車に良いタイヤを選びたいものですね。

見た目が随分変わってくる、自動車タイヤの大きさの話

普段何気なく眺めているタイヤですが、大きさが変わると自動車全体の見た目も随分変わってくるものですよね。人間に置き換えて考えるなら靴に相当する部位ですので、オシャレは足元から、ともいうように、トータルバランスに与える影響は大きいといえるでしょう。

もっともタイヤにはサイズごとに厳格な規格があることや、車体やサスペンションとの兼ね合いもあって、極端な大きさの変更はできません。無理に装着しても車検に通らないため公道を走ることはできませんしね。ですので大きさを変えるといっても、もっぱらホイールの外径を変えて見かけ上の大きさを、ということになるでしょうか。いわゆるインチアップと呼ばれる手法ですね。

インチアップは本来の目的では、より大きな制動力をもつ、キャリパーの大きなブレーキを付けるための手段として、レースシーンなどで採用されたものですが、ストリートシーンでは外観の変更からくるオシャレ要素として、広く一般的に楽しまれているようです。ホイール径が大きくなれば、その分大きな目立つホイールを装着できますし、そこに個性を発揮させやすくなりますからね。

ただしインチアップにせよ、タイヤ自体の大きさを上げるにせよ、デフォルトな状態から変更すると、コンディションに少なからず変化がでてきます。ほとんどの場合でハンドリングのレスポンスが変わりますので、場合によっては乗り難くなってしまいます。いきなり極端な変更を施すのは避け、少量ずつ試しながら変更していくと良いでしょう。

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